Minimal Detectable Change of the London Chest Activity of Daily Living Scale in Patients With COPD
J Cardiopulm Rehabil Prev. 2014 May-Jun;34(3):213-6.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24531202
背景
息切れと疲労感はCOPD患者のADLパフォーマンスを制限している。質問表とスケールを使用してADL制限を評価する。The London Chest Activity of Daily Living (LCADL) scaleは他の評価ツールと比べると、より高度に介入を反映させる。しかし、最小有効改善値(MDC)はまだ知られていない。
目的はLCADLのMDCを決定すること。
方法
40人の患者(男性20人、66歳、%FEV1.0 44%)を対象に高強度トレーニングを3ヵ月実施。介入前後のLCADL、SGRQを比較。MDCを推定するために、評価の標準誤差と効果量を使用した(ディストリビューションベース)
結果
LCADLのセルフケア、ドメスティック(内面?)、レジャー、合計点数がトレーニング後に改善しており、強い傾向として、身体活動ドメインが改善していた。推定されたMDCはセルフケア0.89、ドメスティック2.60、身体0.44、レジャー0.58、合計点数3.88であった。LCADLの変化量とSGRQの変化量の相関は弱かった( r < 0.4 )
結語
この研究ではLCADLの各ドメインと合計点数のMDCを示した。合計点数の4点の変化が意味のある変化として示された。
・LCADLとは、4つのドメインによる15項目の質問(セルフケア4項目、ドメスティック6項目、身体的2項目、レジャー3項目)がある。各ADL動作を0-5点で息切れの程度を回答。75点満点で点数が高いほど、息切れが強く、ADLがより制限されていると判定。
・運動は週3回、1回1時間の運動を12週間実施。
・MDCの推定のために、効果量(effect size)と評価の標準誤差(standard error of measurement)を使用。中等度の効果量で臨床的に有効な効果と判断し、スコア変化の0.5SDとして計算。評価の標準誤差は。。。√を使って。。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ADL評価表のMDCを一度見てみたかったが、やっぱり統計が分からない。。。
MCIDを出す統計方法を知っている人がいたら教えてほしい。