Aerobic training decreases bronchial hyperresponsiveness and systemic inflammation in patients with moderate or severe asthma: a randomised controlled trial
Thorax 2015;70:732–739
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26063507
<背景>
喘息の有酸素運動による主な効果の特徴は、気管支過敏性や炎症などのようなものがあるが、あまり理解されていない。
今回、気道過敏性、血清炎症サイトカイン、臨床的コントロールと喘息特異的QOLにおける有酸素運動の効果を検討。
<方法>
58人の患者が無作為にコントロールグループ(CG)かトレーニンググループ(TG)に分けられた。
CGは教育プログラム+呼吸練習、TGは教育プログラム+呼吸練習+有酸素運動を3ヵ月実施。
気管支過敏性、血清サイトカイン、臨床的コントロール、QOL、誘発喀痰、呼気NO(FeNO)を介入の前後で測定した。
<結果>
12週後、43人の患者が研究を完遂。
TGは、気管支過敏性が改善。IL-6とMCP-1が減少。QOLと喘息の増悪が改善。
IL-5.8.10、喀痰細胞、FeNO、ACQ-7(Asthma Control Questionnaire 7)は変化なかった。
グループ間の違いは、コントロールされていない喘息患者のACQ-6で認められ、TGの喀痰中の好酸球とFeNOは気道炎症の悪化を示していた。
<考察>
有酸素運動は気管支過敏性と喀痰前炎症性サイトカインの減少とQOLの改善を中等度から重症の喘息患者において認められた。
これらの結果は、薬物治療の補助に有酸素運動を付加することが喘息の主な症状を改善することを示唆した。
2018/10/31
2017/02/17
喘息患者の運動効果
Exercise is associated with improved asthma control in adults
Eur Respir J 2011; 37: 318–323
http://erj.ersjournals.com/content/37/2/318
国際的な喘息コントロールレベルは準最適である。喘息に対して通常の運動の影響は明らかでない。
12週間のスーパーバイズされた運動介入と自主的な運動を喘息患者(n=12)とコントロール群(n=15)で効果を比較。評価はベースラインと12週目に行い、運動グループは24週目に再度実施。
運動グループで喘息コントロールの著明な効果(ACQ)があった。臨床的に著明な改善(ACQで0.5点向上)がベースラインと12週目を比べて得られた。運動グループにてベースラインから24週の有酸素運動の効果があった。
まとめると、12週のスーパーバイズされた運動介入は、喘息コントロールと喘息傾向の患者において運動へのモチベーションをもたらす。これらの改善は自己による運動の12週間を加えても喘息コントロールの有酸素運動効果は維持されていた。この結果は、運動介入が喘息コントロールを改善することができると示している。
・運動内容
週3回を12週間継続。その後、さらに12週間自己プログラムでフォロー。
運動内容のメインは有酸素運動。週に1回は主動作筋をターゲットにした筋トレを実施。運動負荷は、HRmaxで設定。3週間毎に5%ずつ上昇し、最低70-80%負荷に設定。
自己管理プログラムは85%HRmaxで有酸素運動と筋トレを12週間、週5日実施。
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