2019/09/04

SPPB評価方法

SPPB評価方法

https://www.nia.nih.gov/research/labs/leps/short-physical-performance-battery-sppb

1.バランス
A.立位保持
足をそろえて立位を10秒保持する
腕や膝を使って、バランスを保持するのはOK
足が離れたり、物をつかんだりしたら終了。

B.セミタンデム立位
踵の側面とつま先のくっつけて10秒保持。
Aと同様にバランスをとるために動くのはOK
足が離れたり、物をつかんだりしたら終了。

C.タンデム立位
踵とつま先を前後にしてくっつける。10秒保持できるか測定。
どちらの足を前にするかは、被験者のしやすい方で良い。
腕や膝を使って、バランスを保持するのはOK
足が離れたり、物をつかんだりしたら終了。

2.4m歩行試験
通常歩行速度(買い物に行くときに道を歩く速度)にて4m歩行を実施
併走可(Walk behind and to the side of the participant.)
必要であれば、杖など歩行補助具の使用は可能。
被験者の片脚が完全にラインを超えた時点でストップ。
2回測定し、早い方を採用
歩行ができなかった場合は、その理由を記載する(介助無しで歩けない、安全に歩けないやってみたが出来なかった、など)

3.5回起立
椅子から腕を使わずに起立できるかを確認
腕組みをして、足が床につくように椅子に座る
腕組みをしたまま起立を行う
腕を使わなければ立てない場合は、テストは終了。

できるだけ素早く、間に止まらないように起立-着座を5回繰り返す。

疲労や息切れなどで起立を繰り返せない場合、腕を使った場合、1分以上かかるった場合、検査者が安全でないと判断した場合は終了

5回目に完全に立位となった時点でストップ。

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椅子の高さに関してはここでは記載見当たらず。
他文献にて18-19inch(45-48cm)と記載あり。
また、日本人対象の報告では、40cmと記載されているものがいくつかあった。

参考までに。