2017/01/21

ESWTのMID

Changes in the endurance shuttle walk test in COPD patients with chronic respiratory failure after pulmonary rehabilitation: the minimal important difference obtained with anchor- and distribution-based method

. 2015; 16(1): 27.

 

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4336738/

 

背景

定常負荷シャトルウォーキングテスト(ESWT)はCOPDの呼吸リハ後の運動耐容能の変化を反映できる最少有効改善値(MID)は推定されていない目的は重症COPDと慢性2型呼吸不全患者のESWTのMIDを推定すること

 

方法

対象データは、呼吸リハに加えてNPPVを実施した55人の安定期重症COPD患者(stage4)MIDの推定は、ESWTの時間パーセンテージ距離の変化をアンカーとディストリビューションで推定した。6MWD最大運動負荷(Wpeak)CRQをアンカーにし、ディストリビューションとしてCohen's効果量を用いた

 

結果

アンカーベースによるESWTのMIDは186-199秒76-82%154-164m.ディストリビューションベースでのMIDは144秒61%137mであった。

 

結語

186-199秒76-82%154-164mESWTのMIDとして推奨されたさらに大規模な対象群においてこのカットオフがCOPD患者において妥当であるかを調査する必要がある