Changes in the endurance shuttle walk test in COPD patients with chronic respiratory failure after pulmonary rehabilitation: the minimal important difference obtained with anchor- and distribution-based method
Respir Res. 2015; 16(1): 27.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4336738/
背景
定常負荷シャトルウォーキングテスト(ESWT)はCOPDの呼吸リハ後の運動耐容能の変化を反映できる。最少有効改善値(MID)は推定されていない。目的は重症COPDと慢性2型呼吸不全患者のESWTのMIDを推定すること。
方法
対象データは、呼吸リハに加えてNPPVを実施した55人の安定期重症COPD患者(stage4)。MIDの推定は、ESWTの時間、パーセンテージ、距離の変化をアンカーとディストリビューションで推定した。6MWD、最大運動負荷(Wpeak)、CRQをアンカーにし、ディストリビューションとしてCohen's効果量を用いた。
結果
アンカーベースによるESWTのMIDは186-199秒、76-82%、154-164m.ディストリビューションベースでのMIDは144秒、61%、137mであった。
結語
186-199秒、76-82%、154-164mがESWTのMIDとして推奨された。さらに大規模な対象群においてこのカットオフがCOPD患者において妥当であるかを調査する必要がある。