2017/01/13

身体活動性と全身の循環動態、下肢筋の酸素化能の関係

ntensity of daily physical activity is associated with central hemodynamic and leg muscle oxygen availability in COPD

 

J Appl Physiol 115: 794–802, 2013

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23845982

 

COPDにおいて日中身体活動性は、動的肺過膨張や骨格筋弱化の程度と関係している。中心血行動態、酸素運搬能、骨格筋酸素耐容能が身体活動性の低下と関係しているかについては明らかになっていない。

 

19人のCOPD患者を対象にトレッドミル歩行テストを実施スピードは7日間連続して3軸加速度計で測定した歩行強度を参考にした

 

屋内でのトレッドミル歩行中患者個々の平均歩行強度は、循環動態(心電図のインピーダンス、全身の血液の流れやすさ酸素運搬能大腿四頭筋酸素飽和度)のベースラインからの変化と相関していた加えて平均歩行強度は体重で補正した大腿四頭筋力最大換気時の分時換気量と相関していた

 

 

COPDにおいて、換気制限と骨格筋の低下に加えて日中身体活動性は中心の血行動態と骨格筋の酸素容量と関係していた

 

・19のうち、stage2は8stage3が11。評価は、BMI、肺機能検査、mMRC徐脂肪体重6MWTSGRQ日中活動量

・中心血行動態は、ポータブル心電図(Physio flow)で測定。

・大腿四頭筋の酸素化能は近赤外線分光法で測定。

・評価1:漸増トレッドミル歩行。1.4km/hから開始し、3分ごとに0.8km/hずつ加速

・評価2:屋外歩行での活動性

・評価3:トレッドミル歩行呼気ガス分析を行う。

・歩行強度と循環動態(A:動脈血酸素飽和度 B:大腿四頭筋酸素飽和度 C:動静脈酸素較差)

 

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身体活動性には呼吸器だけでなく、(当然ながら)全身の状態が関係している。

循環器の評価も勉強しないと。