ntensity of daily physical activity is associated with central hemodynamic and leg muscle oxygen availability in COPD
J Appl Physiol 115: 794–802, 2013
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23845982
COPDにおいて日中身体活動性は、動的肺過膨張や骨格筋弱化の程度と関係している。中心血行動態、酸素運搬能、骨格筋酸素耐容能が身体活動性の低下と関係しているかについては明らかになっていない。
19人のCOPD患者を対象にトレッドミル歩行テストを実施。スピードは7日間連続して3軸加速度計で測定した歩行強度を参考にした。
屋内でのトレッドミル歩行中、患者個々の平均歩行強度は、循環動態(心電図のインピーダンス、全身の血液の流れやすさ、酸素運搬能、大腿四頭筋酸素飽和度)のベースラインからの変化と相関していた。加えて、平均歩行強度は体重で補正した大腿四頭筋力、最大換気時の分時換気量と相関していた。
COPDにおいて、換気制限と骨格筋の低下に加えて、日中身体活動性は中心の血行動態と骨格筋の酸素容量と関係していた。
・19人のうち、stage2は8人、stage3が11人。評価は、BMI、肺機能検査、mMRC、徐脂肪体重、6MWT、SGRQ、日中活動量
・中心血行動態は、ポータブル心電図(Physio flow)で測定。
・大腿四頭筋の酸素化能は近赤外線分光法で測定。
・評価1:漸増トレッドミル歩行。1.4km/hから開始し、3分ごとに0.8km/hずつ加速。
・評価2:屋外歩行での活動性
・評価3:トレッドミル歩行。呼気ガス分析を行う。
・歩行強度と循環動態(A:動脈血酸素飽和度 B:大腿四頭筋酸素飽和度 C:動静脈酸素較差)
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身体活動性には呼吸器だけでなく、(当然ながら)全身の状態が関係している。
循環器の評価も勉強しないと。