Evolution of the COPD Assessment Test Score during Chronic Obstructive Pulmonary Disease Exacerbations: Determinants and Prognostic Value
Canadian Respiratory Journal
Volume 20, Issue 5, Pages e92-e97
https://www.hindawi.com/journals/crj/2013/398120/abs/
<背景>
増悪の十分な評価はCOPD患者管理の第一の目的である。
<目的>
CATスコアを用いて、COPD重症増悪中の患者の健康状態の回復の状況を明らかにし、予測値を評価すること
<方法>
45人の重症増悪で入院しているCOPD患者が対象。専門医によって現在推奨されている治療を実施。健康状態は、毎日CATを用いて評価。
CATスコア、肺機能、再入院を退院後1カ月と3ヵ月に評価した。
<結果>
GOLDのステージ分類は、増悪1日目のCATスコアの上昇の独立した決定要因であった。
入院5日目に、CATスコアは安定期と同じ程度になった。
BMI、GOLDのステージ分類、教育レベルは、健康状態回復のパターンと関連していた。
CATスコアの上昇とCAT回復のAUC(area under the curve)は、退院後3ヵ月の1秒量と逆相関を示した。
再入院した患者のCATスコアはより高く、回復がゆっくりであった
<考察>
CATはCOPD重症増悪からの回復を反映する。
初回増悪と回復パターンは、肺機能と再入院と関連していた。
2018/10/18
2018/10/13
ILD患者の呼吸リハの短期効果と長期効果
Short and long-term effects of pulmonary rehabilitation in interstitial lung diseases: a randomised controlled trial
Respiratory Research2018.19:182
https://respiratory-research.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12931-018-0884-y
Respiratory Research2018.19:182
https://respiratory-research.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12931-018-0884-y
<背景>
間質性肺疾患(ILD)患者に対する長期呼吸リハプログラムがと呼吸リハの長期効果は
いくつか報告されている
ILD患者への呼吸リハ後6か月、1年後の効果(運動耐容能、QOL、大腿四頭筋力、身体活動量)を評価した。
<方法>
60人の患者(平均年齢64歳、62%男性、IPF患者23%)無作為に6カ月後の呼吸リハ群と通常ケア群に分けて検討
<結果>
運動耐容能、QOL、筋力はコントロール群と比較して呼吸リハ後に著明に向上していた。
(6MWD+72m、SGRQ-12点)
効果は1年後も維持されていた。
身体活動量は変化していなかった。
<考察>
呼吸リハは、ILD患者の運動耐容能、健康状態、筋力を向上させる。
効果は、1年後も維持されていた。介入は、身体活動量を変化させなかった。
・評価のタイミングは、開始時、3カ月後、6カ月後、12カ月後
・プライマリーアウトカムは6MWD。酸素量は最低限投与し、ベースラインと同じ酸素量で測定
・6カ月後の6MWDの違いをプライマリーエンドポイントとした
・身体活動量は、活動量計(SenseWear Armband )を使用し、7日間連続して測定
・平均歩数と中等度強度の身体活動時間を活動量のアウトカムとして採用
・1年後のアウトカムには活動量は含まなかった。理由は、欠損値が多かったため。
・3か月後の6MWDが38-43m向上していれば、最小限の効果があったと判定
2018/10/08
重症COPDに高強度運動を行うと、死亡率が増加した。
Increased mortality in patients with severe COPD associated with high-intensity exercise: a preliminary cohort study
Int J Chron Obstruct Pulmon Dis. 2016; 11: 2329–2334.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5044988/
<背景>
運動の強度は、COPD患者のリハビリの効果を決める重要なものであると信じられている。我々は理学療法士主導で行い、息切れのマネジメント教育なども同時に行う高強度の運動が、自己管理の良い結果や、救急サービス利用減少や入院の減少をもたらすと仮定した。
<方法>
2013年に4つのリハビリコース(春夏秋冬)を計画した。それぞれ8週間で、8-10人の患者が参加。
この予備的な研究は、コントロールされたコホート研究としてデザインされた。
春と秋のコースは、隔週で高強度の運動セッション(推定VO2maxの95%の歩行をできるだけ長く)を実施。
その他2つのリハビリコースは、通常の歩行練習の強度(VO2maxの85%)で実施。
入院率は、18ヵ月間の患者のカルテを参照した。
<結果>
計31人の患者が参加(15人が高強度、16人が通常強度)
入院率は、両グループに差は無かった。
しかし、高強度運動を行ったグループでは、通常強度と比較して死亡率が目立っていた(5人vs0人)。
亡くなった5人中4人はCOPD増悪であった。カプランマイヤーで推定した生存率の符号順位検定の様(p=0.019)に、フィッシャーの正確確率検定で違いが明らかであった(p=0.046)。
<考察>
小規模の予備的なコホート研究の結果から、重症COPD患者の高強度運動は、重篤なリスクと関連している可能性について懸念を示した。
・高強度運動グループのメニュー
推定VO2maxの95%でできる限り長く歩行練習、全身筋持久力・筋力トレーニング、自転車で心肺トレーニング、エルゴメーター、ステップマシン
・通常運動グループのメニュー
推定VO2maxの85%の歩行と前述の運動内容
・8週間の呼吸リハプログラムを実施し、運動習慣と指示されたメンテナンスプログラムの継続を実施。内容は、個別の運動(DVD)もしくはリーフレットを渡した。
・対象患者:FEV1.0 0.88L、%FEV1.0 35.44%
ーーーーーーー
高強度が死亡リスクを増加した考察は触れられておらず、研究限界についての考察が多かった。
活動量がどの程度であったかは影響ありそうだが、短期集中でしても予後は改善しないという結果。VO2maxの85%の運動も十分高強度だと思うが。。
VO2maxの85%を目指しての運動が目標で良いのかな。
Int J Chron Obstruct Pulmon Dis. 2016; 11: 2329–2334.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5044988/
<背景>
運動の強度は、COPD患者のリハビリの効果を決める重要なものであると信じられている。我々は理学療法士主導で行い、息切れのマネジメント教育なども同時に行う高強度の運動が、自己管理の良い結果や、救急サービス利用減少や入院の減少をもたらすと仮定した。
<方法>
2013年に4つのリハビリコース(春夏秋冬)を計画した。それぞれ8週間で、8-10人の患者が参加。
この予備的な研究は、コントロールされたコホート研究としてデザインされた。
春と秋のコースは、隔週で高強度の運動セッション(推定VO2maxの95%の歩行をできるだけ長く)を実施。
その他2つのリハビリコースは、通常の歩行練習の強度(VO2maxの85%)で実施。
入院率は、18ヵ月間の患者のカルテを参照した。
<結果>
計31人の患者が参加(15人が高強度、16人が通常強度)
入院率は、両グループに差は無かった。
しかし、高強度運動を行ったグループでは、通常強度と比較して死亡率が目立っていた(5人vs0人)。
亡くなった5人中4人はCOPD増悪であった。カプランマイヤーで推定した生存率の符号順位検定の様(p=0.019)に、フィッシャーの正確確率検定で違いが明らかであった(p=0.046)。
<考察>
小規模の予備的なコホート研究の結果から、重症COPD患者の高強度運動は、重篤なリスクと関連している可能性について懸念を示した。
・高強度運動グループのメニュー
推定VO2maxの95%でできる限り長く歩行練習、全身筋持久力・筋力トレーニング、自転車で心肺トレーニング、エルゴメーター、ステップマシン
・通常運動グループのメニュー
推定VO2maxの85%の歩行と前述の運動内容
・8週間の呼吸リハプログラムを実施し、運動習慣と指示されたメンテナンスプログラムの継続を実施。内容は、個別の運動(DVD)もしくはリーフレットを渡した。
・対象患者:FEV1.0 0.88L、%FEV1.0 35.44%
ーーーーーーー
高強度が死亡リスクを増加した考察は触れられておらず、研究限界についての考察が多かった。
活動量がどの程度であったかは影響ありそうだが、短期集中でしても予後は改善しないという結果。VO2maxの85%の運動も十分高強度だと思うが。。
VO2maxの85%を目指しての運動が目標で良いのかな。
2018/10/05
フレイルリスクスコアを作成し、リスクを予測
Development and validation of a Hospital Frailty Risk Score focusing on older people in acute care settings using electronic hospital records: an observational study
Lancet 2018; 391: 1775–82
https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(18)30668-8/fulltext?dgcid=etoc-edschoice_email_May
<背景>
高齢患者では病院を利用しているものが増加する。目的は、フレイルの特徴をもった高齢患者を推定することと、ヘルスケアアウトカムの悪化のリスクを持った患者を特定すること
<方法>
3段階アプローチで入院フレイルリスクスコアをICD-10疾患コードを用いて開発し妥当性を検討した。
まず、フレイルに関連する診断で入院した高齢患者(75歳以上)のグループでクラスター分析を実施。
次に、ICD-10コードを基にフレイルリスクスコアを算出し、グループの特性をみた。
3つ目に、別のコホートにおいて、どの程度スコアがアウトカムの進行を予測するかと、他のフレイルツールを用いて同じグループでのフレイルを同定できるかを検討した。
<結果>
コホートにおいて、(n=22139)高齢でフレイルと診断された患者は、予定外の病院利用が多かった。
国際的に妥当性のあるグループでは、フレイルリスクスコアが高い患者は、30日の死亡リスクのオッズが高く(1.71倍)、長期入院(6.03倍)、30日以内の再入院(1.48倍)
入院フレイルリスクスコアは、他の指標と同じような結果を示した
the Rockwood Frailty Indexと中等度の関連を示した(r=0.41)
<考察>
入院フレイルリスクはスコアは、アウトカムの悪化するリスクのある患者を同定することができ、入院と医療費の低コスト化、フレイル患者をスクリーニングすることができる。
Lancet 2018; 391: 1775–82
https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(18)30668-8/fulltext?dgcid=etoc-edschoice_email_May
<背景>
高齢患者では病院を利用しているものが増加する。目的は、フレイルの特徴をもった高齢患者を推定することと、ヘルスケアアウトカムの悪化のリスクを持った患者を特定すること
<方法>
3段階アプローチで入院フレイルリスクスコアをICD-10疾患コードを用いて開発し妥当性を検討した。
まず、フレイルに関連する診断で入院した高齢患者(75歳以上)のグループでクラスター分析を実施。
次に、ICD-10コードを基にフレイルリスクスコアを算出し、グループの特性をみた。
3つ目に、別のコホートにおいて、どの程度スコアがアウトカムの進行を予測するかと、他のフレイルツールを用いて同じグループでのフレイルを同定できるかを検討した。
<結果>
コホートにおいて、(n=22139)高齢でフレイルと診断された患者は、予定外の病院利用が多かった。
国際的に妥当性のあるグループでは、フレイルリスクスコアが高い患者は、30日の死亡リスクのオッズが高く(1.71倍)、長期入院(6.03倍)、30日以内の再入院(1.48倍)
入院フレイルリスクスコアは、他の指標と同じような結果を示した
the Rockwood Frailty Indexと中等度の関連を示した(r=0.41)
<考察>
入院フレイルリスクはスコアは、アウトカムの悪化するリスクのある患者を同定することができ、入院と医療費の低コスト化、フレイル患者をスクリーニングすることができる。
2018/10/01
COPD急性増悪時のリハはQOLを改善する
Effects of different physical therapy programs on perceived health status in acute exacerbation of chronic obstructive pulmonary disease patients: a randomized clinical trial.
Disabil Rehabil. 2018 Aug;40(17):2025-2031.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28478693
<目的>
COPD急性増悪中の患者に対して、異なる理学療法を行うことによる健康状態への影響を評価すること
<方法>
RCT。患者はコントロールグループ(標準的薬物療法)、呼吸練習+ROM訓練グループ、抵抗運動グループに無作為に振り分けた。
健康状態は、ベースラインと退院時のEQ-5Dで評価。患者背景は、ベースラインで評価
<結果>
90人の患者が無作為に振り分けられた。健康状態は、全てのグループで改善。
EQ-5Dのサブスケールの活動性、セルフケア、通常の活動とVisual Analogue Scale(VAS)は、コントロールグループと呼吸練習+ROM訓練グループの間で明らかな違いを示した。
疼痛の軽減は、コントロールグループと抵抗運動グループで明らかな違いを示した。
呼吸練習+ROM訓練グループと抵抗運動グループの間には、通常ケアとEQ-5Dの不安/抑うつの項目が、明らかな違いを示し、抵抗運動グループにおいて大きな改善を示した。
<考察>
COPD急性増悪時の標準的な治療に理学療法を加えると、標準治療のみよりも健康状態の大きな改善を示した。
COPD急性増悪で入院中の患者に、標準的治療に加えて理学療法を行うことで、健康状態が大きく改善を示した。
短期間の理学療法プログラムを標準ケアに加えることは、COPD患者の急性増悪の管理を助けになる。
Disabil Rehabil. 2018 Aug;40(17):2025-2031.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28478693
<目的>
COPD急性増悪中の患者に対して、異なる理学療法を行うことによる健康状態への影響を評価すること
<方法>
RCT。患者はコントロールグループ(標準的薬物療法)、呼吸練習+ROM訓練グループ、抵抗運動グループに無作為に振り分けた。
健康状態は、ベースラインと退院時のEQ-5Dで評価。患者背景は、ベースラインで評価
<結果>
90人の患者が無作為に振り分けられた。健康状態は、全てのグループで改善。
EQ-5Dのサブスケールの活動性、セルフケア、通常の活動とVisual Analogue Scale(VAS)は、コントロールグループと呼吸練習+ROM訓練グループの間で明らかな違いを示した。
疼痛の軽減は、コントロールグループと抵抗運動グループで明らかな違いを示した。
呼吸練習+ROM訓練グループと抵抗運動グループの間には、通常ケアとEQ-5Dの不安/抑うつの項目が、明らかな違いを示し、抵抗運動グループにおいて大きな改善を示した。
<考察>
COPD急性増悪時の標準的な治療に理学療法を加えると、標準治療のみよりも健康状態の大きな改善を示した。
COPD急性増悪で入院中の患者に、標準的治療に加えて理学療法を行うことで、健康状態が大きく改善を示した。
短期間の理学療法プログラムを標準ケアに加えることは、COPD患者の急性増悪の管理を助けになる。
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