Exercise is associated with improved asthma control in adults
Eur Respir J 2011; 37: 318–323
http://erj.ersjournals.com/content/37/2/318
国際的な喘息コントロールレベルは準最適である。喘息に対して通常の運動の影響は明らかでない。
12週間のスーパーバイズされた運動介入と自主的な運動を喘息患者(n=12)とコントロール群(n=15)で効果を比較。評価はベースラインと12週目に行い、運動グループは24週目に再度実施。
運動グループで喘息コントロールの著明な効果(ACQ)があった。臨床的に著明な改善(ACQで0.5点向上)がベースラインと12週目を比べて得られた。運動グループにてベースラインから24週の有酸素運動の効果があった。
まとめると、12週のスーパーバイズされた運動介入は、喘息コントロールと喘息傾向の患者において運動へのモチベーションをもたらす。これらの改善は自己による運動の12週間を加えても喘息コントロールの有酸素運動効果は維持されていた。この結果は、運動介入が喘息コントロールを改善することができると示している。
・運動内容
週3回を12週間継続。その後、さらに12週間自己プログラムでフォロー。
運動内容のメインは有酸素運動。週に1回は主動作筋をターゲットにした筋トレを実施。運動負荷は、HRmaxで設定。3週間毎に5%ずつ上昇し、最低70-80%負荷に設定。
自己管理プログラムは85%HRmaxで有酸素運動と筋トレを12週間、週5日実施。