2026/10/21

長期酸素療法(24時間vs15時間)で入院や予後に差はあるか?

Long-Term Oxygen Therapy for 24 or 15 Hours per Day in Severe Hypoxemia.
 N Engl J Med. 2024 Sep 19;391(11):977-988.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39254466/

【背景】
重度の低酸素血症の患者に対して1日15時間以上の長期酸素療法は生存率を延長させる。これはランダム化されていない比較試験を基に、1日24時間の長期酸素使用は推奨されているが、負担の多い治療である。
【方法】
この検証の仮説は、24時間の酸素使用は、15時間と比べて入院や1年以内の死亡リスクの軽減とは関連しないことである。
患者は、無作為に1日24時間 or 15時間の酸素療法に割り振られた。
プライマリーアウトカムは 、 time-to-event analysisで、1年以内の入院や死亡。セカンダリーアウトカムは、3ヶ月と12ヶ月時点のプライマリーアウトカムの状態。


【結果】
241人の患者を無作為に振り分けた。1年後の死亡率は、24時間と15時間で差はなかった。
入院や死亡、有害事象に関しても両グループに差はなかった。

【考察】
重度の低酸素血症のある患者において、24時間の長期酸素療法の使用は、1年以内の入院や死亡リスクを軽減しなかった。