BMC Public Health (2024) 24:1281
【目的】
がん患者の身体パフォーマンスにおいて、4つの運動モデル(有酸素運動、レジスタンストレーニング、有酸素併用レジスタンストレーニング、ストレッチ)の効果について検討する事。
【方法】
がん患者の身体パフォーマンスへの運動介入の効果について検討したRCTを対象。
【結果】
対象となったRCTのサンプルサイズは503例。
ネットワークメタアナリシスにて、有酸素運動とレジスタンス運動を組み合わせた運動が脂肪量を減少させることが明らかになった。(SUCRA: 92.3%).
レジスタンス運動は、除脂肪量を改善させた。 (SUCRA: 95.7%).
さらに、レジスタンス運動はサルコペニア併存のがん患者の下肢機能を向上させた。(SUCRA: 83.0%).
【考察】
レジスタンス運動は、サルコペニア併存のがん患者にとってより有益かもしれない。
この臨床研究にて、運動介入は、患者個別に処方されるべきである。