Respir Med (IF: 3.42; Q2). 2009 Oct;103(10):1526-31.
【背景】
後方視コホート研究
COPD急性増悪から回復した患者の早期リハビリテーションの実用性と臨床的な効果について検証した。
1826人の入院患者(男性73%、年齢70歳、%FEV1.0 50%)
15セッションの呼吸リハを完了した患者を、増悪前のMRCスコア(2-5)で分類
リハ前後の6MWDの変化、終了時の息切れ(Borg)、QOL(SGRQ)を評価。
6MWDの変化はMRC毎に
MRC2ー52m
MRC3ー65m
MRC4ー63m
MRC5ー70m
MCIDの54mを達成した患者の割合は、
MRC2ー40%
MRC3ー55%
MRC4ー57%
MRC5ー61%
リハ後の6MWD≧350mを達成していた患者はの割合は、MRC4、5で高かった(18%、22%)
AECOPD後の早期呼吸リハは、息切れ重症度と独立して、運動耐容能の意味のある改善と関連していた。
介入後、歩行距離が350mを超えていた患者の割合は、息切れが重症な患者で多かった。