Physiotherapy (IF: 3.36; Q1). 2014 Jun;100(2):100-7.
【目的】
非小細胞肺がん(NSCLC)の根治手術後の病院と自宅での運動プログラムの効果を評価する事
【方法】
ランダム化比較試験。
131人の根治手術を行ったNSCLC患者。
ランダムに通常ケアと病院+自宅での運動プログラムを行う群に振り分け
プライマリーアウトカム:両グループの術後の身体活動の違い
セカンダリーアウトカム:両グループの大腿四頭筋、運動耐容能、QOL(SF-36、EORTC)の術前(baseline)と術後4週を比較。
【結果】
n=131、平均年齢68歳、平均FEV1.0 2.4L.
術後4週の身体活動に両グループの違いはなかった
SF-36、EORTCスコアのベースラインと術後4週の変化はなかった。
どちらのグループも術後4週で術前の歩行距離(ISWT)に回復しており、どちらのグループも違いはなかった
【考察】
病院と自宅での運動プログラムは手術を行ったNSCLCの患者にわずかな利益を示した。
グループ分けによらず、術後4週で術前の運動耐容能に回復していた。