Effectiveness of Home-Based Occupational Therapy on COPM Performance and Satisfaction Scores in Patients with COPD
Can J Occup Ther (IF: 0.966; Q2). 2020 Dec 23;8417420971124.
<背景>
作業療法(OT)は、COPD患者で重要な介入かもしれないが、研究では、矛盾した結果である。
目的は、COPD患者へ、在宅における作業療法単独での効果を検証すること。
<方法>
観察臨床研究。
主なアウトカムは、the Canadian Occupational Performance Measure (カナダ作業遂行モデル:COPM) パフォーマンスと満足度スコアを介入前後で比較。
<結果>
41人の患者が対象。COPMパフォーマンス(5.0 ± 1.1 versus 6.9 ± 0.9; P<0.001) と満足度(4.6 ± 1.3 versus 6.9 ± 1.0; P<0.001)は、介入前後で著明に改善
最も報告された作業パフォーマンスの問題が、生産性(47%)、活動(40%)、セルフケア(10%)、レジャー(3%)の項目で見られた。
<結論>
自宅での作業療法単独介入は、COPD患者の日常機能の改善に寄与していた。
OTは、これらの患者の管理の一部としてよりいっそう、考慮されるべきである。
COPM:
カナダ作業遂行測定。生活機能または生活スキルのうち、本人もしくは家族が、重要と位置付ける作業課題を選択し、その課題に対する遂行度と満足度を評価する尺度。
【出典:Minds ガイドラインhttps://minds.jcqhc.or.jp/n/cq/D0000804】