Safety and Feasibility of Physical Rehabilitation and Active Mobilization in Patients Requiring Continuous Renal Replacement Therapy
A Systematic Review
A Systematic Review
Critical Care Medicine: July 30, 2020 - Volume Online First - Issue -
<目的>
ICUにて持続腎代替療法(continuous renal replacement therapy:CHDFなど)を行っている患者における身体的リハビリの安全性と実現可能性について検証すること
<方法>
Medline, CINAHL, PubMed, Pedro, Cochrane Libraryを使ってこれらの患者に対する身体活動についての論文を検索
採用基準:1)18歳以上の成人でICUでのCHDFを行っている、2)身体的リハビリを行った、3)患者の安全や実現可能性について報告している。プライマリーアウトカムは、総介入中の新たなイベント発生数。
<結果>
437人の成人患者がICUでCHDFを行いながら、身体的リハビリや身体活動を行っていた。
総介入数840回中に報告された新規イベント:
2件の大きな新規イベントが発生(昇圧剤が必要な低血圧、CHDF回路はずれ。発生率は0.24%)
13件のマイナーなイベントが発生(累積発生率:1.55%)
介入の忠実度(intervention fedelity)は、ICU mobility scaleのレベル5以上(椅子への移乗、付き添い歩行、122例/715例)で発生したのは15.5%のみであり、より高い活動での発生率が低いことによって限定されていた.
これらCHDF中の介入については、一貫性がないと報告されていた。
<考察>
早期リハビリやモビライゼーション、ベッドサイドの特異的な活動は、CHDFが必要なICU患者に対して、安全に行うことができた。
これらデータの解釈をする際に、注意が必要であり、採用された研究は、質が制限されているため、限定的である必要がある。