QJM . 2018 May 1;111(5):307-311.
<背景>
慢性治療や重症患者、人工呼吸を行っている患者はステロイドを投与されており、ステロイド治療を行った患者がミオパチーになるのは知られている。
<目的>
早期ステロイド治療に関連したミオパチーの存在と特性を調査すること
<方法>
最初のステロイド治療を行ってから14日以内でミオパチーと報告された4例を対象。
<結果>
急性ステロイドミオパチー(ASM)の存在は、稀に生じていた。
単剤使用後1-3日以内に進行するなど、高容量でないかもしれず、様々なルートがあり、不均一かつ予測不能な特性があった。
近位筋の萎縮は共通していたが、遠位筋や延髄(bulbar)、呼吸筋も含まれるかもしれない。
ステロイドを止めることが改善に導くが、非可逆的かもしれない。
<考察>
急性ステロイドミオパチーの可能性を強く疑う指数は、薬の中止と回復が必要。
これは、全患者に推奨されるわけではなく、症状は、患者の基礎疾患によってしばしば誤って解釈されている。