Early Rehabilitation and In-Hospital Mortality in Intensive Care Patients With Community-Acquired Pneumonia.
Am J Crit Care. 2018Mar;27(2):97-103
<背景>
市中肺炎は、最も多い感染症であり、致命的になり得る。
ICUでの早期リハビリの有効性については、知られているが、市中肺炎でICUへ入院した患者への早期リハビリと死亡率の関係については知られていない。
<目的>
市中肺炎で、ICUに入室した患者への早期リハビリと病院での死亡率の関係を調査
早期リハビリによる在院日数や入院費への影響を調査
<方法>
日本で、2011年から2014年に市中肺炎で入院した患者を国立入院患者データベースを使用して後ろ向きに収集。
スコアマッチ分析で2群を比較。
入院2日以内の介入を早期リハとした。
<結果>
8732人が対象。スコアマッチ分析にて972組の早期リハと非早期リハのペアができた。
早期リハは、入院中の死亡率を著明に減少(17.9% vs 21.9%)
ICU在室日数、入院期間、総入院費に違いはなかった。
<考察>
入院2日以内の早期リハ介入は、市中肺炎でICUに入院した患者の院内死亡率を減少させた