The effects of active mobilisation and rehabilitation in ICU on mortality and function: a systematic review
Intensive Care Med (2017) 43:171–183
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27864615
<背景>
ICUにおける早期アクティブモビライゼーションとリハビリは重症患者の長期的な機能低下を防ぐ。
このレビューは、ICUでのモビライゼーションが死亡率、身体機能、活動性、筋力、QOL、退院後180日の生存率、在院日数、人工呼吸期間、退院先への影響について検証した。
<方法>
PRISMAチェックリストにそってシステマティックレビューとRCTのメタアナリシスを行った。
<結果>
14の研究が質を満たしており、1753人が対象。
モビライゼーションは、短期・長期的な予後へ影響していなかった。
メタアナリシスでは、ICU退室時のMRCーSUMスコアで評価した筋力が改善。
退院時補助具なしでの歩行ができていた(OR2.13)。
退院後180日の良好な生存率。
身体機能、QOL、在院日数、人工呼吸期間、退院先への影響はなかった。
<考察>
ICUでのモビライゼーションは死亡率へ影響ていなかったが、活動状態、筋力、退院後180日の生存率は改善するかもしれない。