Efficiency and safety of pulmonary rehabilitation in acute exacerbation of chronic obstructive
pulmonary disease.
Med Sci Monit. 2015 Mar 18;21:806-12.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25783889
<背景>
COPD患者の呼吸リハは息切れ、運動耐容能、健康関連QOLを改善させる。
しかし、中国での呼吸リハ実施は稀である。
COPD急性増悪後の呼吸リハの効果と安全性について評価した。
<方法>
COPD急性増悪で入院した患者を無作為に呼吸リハと通常ケアに分けた。
呼吸リハの内容は、入院中1日2回、退院まで実施
リハ前後の6分間歩行、CAT、CRQ−SAS、ADL−Dスコアを評価。
呼吸困難感をBorgScaleで期間中評価した。
<結果>
101人の患者が参加。94人が介入完了。(呼吸リハ66人、通常ケア28人)
呼吸リハ群で6MWD、安静時SpO2、運動時Borgが著明に改善。
健康関連QOL、CATスコア、ADLスコア、BODE indexも改善。
運動中の有害事象は報告されなかった。
<考察>
今回の研究では、COPD急性増悪患者に対する早期呼吸リハ介入は、安全で有効な手段であることを示した。