Progression of physical inactivity in COPD patients: the effect of time and climate conditions - a multicenter prospective cohort study.
Int J Chron Obstruct Pulmon Dis. 2019 Sep 3;14:1979-1992.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31564846
<目的>
COPD患者における身体活動性(PA)の時間や環境による影響についての縦断的なデータは、現在不足しているが、PAの介入研究のデザインにおいては重要な要因である。
COPDコホートを対象に、PA増加に対する気候(気温、日照時間、雨天)や時間の影響について検討した。
<対象>
PROactive研究の一環の、前向き他施設コホート研究。
236人のCOPD患者に2種類の活動量計(Dynaport MiniMod and Actigraph GT3X)を装着。
多変量一般線形モデル解析で、PA測定の説明変数の影響について3回(ベースライン、6ヶ月後、12ヶ月後)解析した。
<結果>
12ヶ月時点で、歩数、中等度から高度の活動強度の時間、加速度(?)、歩行時間、活動強度は全て減少していた。
時間(日照時間?)は、気候要因、研究施設、年齢、予測1秒率、6MWD、その他重症度評価で補正すると、PA測定の多変量解析において特にネガティブな影響を示していた。
雨天は、PAパラメーターに最もネガティブに影響する唯一の気候因子であった。
<考察>
COPD患者は1年間のフォロー期間後、雨天時間などの気候要因の影響を超えて、PAは著しく減少していた。
ーー
天気や気温に関係なく、1年後には活動量が減少していた。
雨天が多い地域は特に減少が大きいのかも。