2019/08/28

COPD急性増悪の呼吸リハ

Pulmonary rehabilitation in patients with an acute exacerbation of chronic obstructive pulmonary disease.

J Thorac Dis 2018 May;10(Suppl 12)

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29928521

COPD急性増悪は、緊急入院やヘルスケアシステム上の大きな負担である。さらに、急性増悪は、患者の重要なライフイベントであり、身体活動量、骨格筋機能、運動耐容能、健康関連QOLの低下と関連している。
監視下の運動や教育からなる呼吸リハビリテーションは、これらのネガティブな結果を緩和させ、再入院のリスクを軽減させることを目的とする。
最新のCochrane reviewによると、20のRCTで急性増悪後の呼吸リハと慣習的ケアの比較試験が行われていた。

結果は、健康関連QOLと運動耐容能の改善において中程度から大きなエビデンスを示した。
しかし、異なる状態のスタディであり、より最近の報告では、入院時にリハを開始しても、再入院も含め、より曖昧な結果であった。

今回のナラティブレビューでは、急性増悪で呼吸リハを行った患者の骨格筋機能、に焦点を置いて、現在の急性増悪時の呼吸リハのエビデンスについてレビューし、急性増悪患者のリハ戦略の理解とアドヒアランスが向上するだろう。


急性増悪による悪循環
”骨格筋機能”の影響がかなり大きい・・