Nasal high flow does not improve exercise tolerance in COPD patients recovering from acute exacerbation: A randomized crossover study.
Respirology. 2019 Aug 6
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31387158
<背景>
COPD増悪でフォローされている患者において、ネーザルハイフロー(NHF)は、呼吸仕事量の軽減とガス交換を改善させるため、運動耐用能も改善するのではないかと
仮定した。
<方法>
単施設での無作為化試験。重症から最重症のCOPD患者にNHFの有無で2回の高強度最大持続運動負荷試験(constant work-rate exercise tests (CWRET))を実施。
プライマリーアウトカムは持続運動時間。
セカンダリーアウトカムは組織血液酸素飽和度(StO2)、息切れ、下肢疲労感、最大吸気圧(MIP)、経皮的二酸化炭素分圧(PtCO2)、呼吸数、心拍数、経皮的酸素飽和度(SpO2)
<結果>
19人の患者が対象。(平均FEV1.0%=28.7%)
NHFの有無で持続運動時間は変わらなかった。
StO2、PtCO2、心拍数はNHFを使った方が減少していた。
その他のアウトカムは違いはなかった。
患者の半分はデバイスが不快であると評価した。
<考察>
運動中のNHFはCOPD増悪でフォロー中の患者の持続運動時間を向上させなかった。