A short physical performance battery assessing lower extremity function: association with self-reported disability and prediction of mortality and nursing home admission.
J Gerontol. 1994 Mar;49(2):M85-94.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/8126356
<背景>
SPPBは3つの国で71歳以上の高齢者5000人以上で評価されている評価である。
<方法>
バランス(立位、セミタンデム、タンデム)、歩行(8フィート歩行時間)、持久力(椅子からの5回起立)を評価した。
<結果>
それぞれのテストの結果パフォーマンスは広く分布していた。それぞれのテストとサマリースケールの点数は、活動制限の自己報告の結果と強く関連していた。多変量解析の結果、自己報告の項目とパフォーマンステストは独立して短期間の死亡率とナーシングホーム入所を予測した。
しかしながら、パフォーマンステストは自己報告の項目では把握できない情報を提供するという根拠が示された。
特に重要なことは、活動制限が無いと報告した者でも、パフォーマンステストは死亡率やナーシングホーム入所のリスクの度合いを予測できたということである。
加えて、プロフィールを用いたサブグループ解析にて、パフォーマンステストの結果は年齢と性別によって異なっていた。
<考察>
この結果は、パフォーマンスを測定することは、高齢者の特性を評価する点において妥当であることを示した。
パフォーマンスと自己報告評価は機能的な状態についての有効な情報を補足するかもしてない。