Cognitive function during exacerbations of Chronic Obstructive Pulmonary Disease
Intern Med J. 2019 Feb 18.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/30779280/?i=7&from=copd
<目的>
COPD増悪で入院した患者の入院時、入院中の認知機能障害の経過と罹患率を検討すること。
<方法>
2013年から2014年にCOPD増悪で入院した患者にMoCAとCAT、修正Borgスケールを入院後3回(入院後24時間以内、48-72時間、退院後6週間後)に聴取。
<結果>
25人の患者が研究に同意した。最初の評価から4人が辞退した。
入院24時間以内のCATスコアの平均は26点。
認知機能障害は最初の評価で19人(76%)で、2回目の評価で16人(76%)に認められた。
全体を通して、増悪から72時間以内に認知機能障害があった患者は14人(66%)であった。
平均MoCAスコアは1回目(22.6点)、2回目(23.3点)、3回目(24.4点)の評価で改善を認めたが、統計的有意差は認められなかった。
<考察>
認知機能障害はCOPD増悪で多く認められた。この障害は、経過とともに改善するが、通常範囲内の僅かな改善のみであった。
この結果は、病院で情報提供した内容の記憶や服薬の順守などに影響するだろう。