on the physical activity decline in COPD: a longterm
observation
International Journal of COPD 2019:14 431–437
https://www.dovepress.com/articles.php?article_id=44118
<背景>
COPD増悪は、日常の身体活動(PA)の低下と関連している。
増悪頻度と重症度は増強効果があるかもしれない。
減少したPAが増悪前のレベルまで戻るのか、それとも活動行動に長期にわたってネガティブな影響を及ぼし続けたのかは明らかになっていない。
<方法>
COPD患者に毎年、PAの評価として、1週間以上、1日の歩数を記録。
増悪頻度と重症度は記録した。
単変量、多変量混合効果モデルを用いて、1日の歩数の変化(独立変数)と増悪の関係について検討した。
<結果>
181人のCOPD患者が対象(年齢64歳、65%男性、%FEV1.0 46%)
273回の増悪が観察期間(中央値2.1年)に発生した
増悪の頻度や重症度はどちらも、PAの減少と関係していた。
年齢、性別などの交絡因子を補正し、階層化すると、増悪がPA減少を促進するということは表さなかった。
<考察>
急性増悪期間中のPA減少は、基本的な活動行動の変化を導くような現象では無かった。
患者特性 |
増悪の重症度とその後の歩数の変化 重症であれば、低下は早いが、中等症レベルであれば、増悪無しと同等の変化をたどっている |