2018/02/14

IPFにおけるシャトルウォーキングテストのMCID

Validity, responsiveness and minimum clinically important difference of the incremental shuttle walk in idiopathic pulmonary fibrosis: a prospective study.

Thorax. 2017 Sep 7.

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28883090

漸増シャトルウォーキングテスト(ISWT)はCOPDでよく用いられているが、特発性肺線維症(IPF)患者ではデータが限定されている。

Study1:50人の患者にISWTと6MWTを実施
Study2:呼吸リハ前後にISWTを完了した72人の患者

ISWTは6MWTと強く相関していた(r=0.81,p<0.0001)

ISWTの呼吸リハによる平均改善距離は、54m(38-70m)、効果量は0.29。

ディストリビューションベースとアンカーベースでのMCIDは、31-46mと推測された。

ISWTはIPFにおいて妥当性と反応性のある評価である。推定されたMCIDは、COPDと似ていた。