Non-invasive ventilation during cycle exercise training in patients with chronic respiratory failure on long-term ventilatory support:A randomized controlled trial
Respirology. 2017 Sep 22.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28940820
<背景>
慢性呼吸不全患者の運動中における非侵襲的換気(NIV)の役割は、明らかになっていない。目的は、運動中のNIVが運動療法のみと比べて、6MWDや自転車運動時間が増加するかを検討すること。
<方法>
全ての患者は、無作為に、運動+NIVと運動のみに分け、3週間以上自転車トレーニングを20セッション行った。アウトカムは、6MWD、漸増と定常負荷での自転車運動時間、呼吸筋機能、QOL(MRF-28)、息切れ(MRC)、安静時下肢疲労感。
<結果>
42人の患者が参加。トレーニング方法で6MWDの変化に違いはなかった。持続運動時間はNIVグループの方が改善していた。息切れは両グループで改善、呼吸筋機能と下肢疲労感はNIVグループでのみ改善。MRF-28は運動のみのグループのみ改善。
<結論>
長期間NIVと長期間酸素療法(LTOT)をしている慢性呼吸不全患者において、運動療法にNIVを付加することで運動持続時間は延長したが、6MWDは改善しなかった。