CHEST 2014; 146(2):318-3 27
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4122275/
<背景>
身体活動の測定方法は多く存在する。この研究では、呼吸リハ後の身体活動のアウトカムについて統計的に力がある方法を分析した。
<方法>
身体活動性はアームバンド型加速度計を使用して57人のCOPD患者で測定。期間は呼吸リハの前後3か月。アウトカムの選択は、1日の歩数(STEPS)、中等度の身体活動時間(TMA)、平均METs、活動時間(ACT)、週末の影響、評価の日数、後処理の方法、日照時間の影響(DT)、検出力が0.8で十分とした。
<結果>
STEPSとACT(1.6-2.3METsの活動)は、最も感度の高いアウトカムであった。週末を除外すると、STEPS (83 vs 56)とTMA (160 vs 148)とMETs(251 vs 207)のサンプルサイズは減少した。
平日4日 (STEPS and TMA)もしくは5日(METS) は最も少ないサンプルサイズであった。装着時間が8時間未満を除外するとSTEPSのサンプルサイズは減少した。日照時間の違いは重要な交絡因子である。
<結論>
呼吸リハでフォローしている身体活動性の変化は、平日4日間、少なくとも日中に8時間装着していることが最良の測定であり、日照時間の違いは、解析の共変数として考慮すべきである。
・外来リハに通っている安定期COPD患者を対象に、慣習的なリハと慣習的なリハ+カウンセリングのグループに無作為に分かれて実施
・アウトカムは、肺機能、6MWT、身体活動性
・STEPS;1日の総歩数、TMA;中等度(3METs以上)の身体活動時間、METs;日中の平均METsレベル
・平均年齢66歳、%FEV1.0 46%、平均6MWD427m
B:4日間以上の測定では、級内相関係数(ICC)はほぼ変わらない。 |
午前7時から午後8時の間が最も活動している時間 この期間の間に、歩数の84%が含まれている |