2017/09/12

IPF患者において日中身体活動性は運動耐容能に影響する。

Daily physical activity affects exercise capacity in patients with idiopathic pulmonary fibrosis

J. Phys. Ther. Sci. 29: 1323–1328, 2017

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5574345/

<目的>
IPF患者の6MWD に影響する要因を、肺機能、身体活動、精神機能、息切れ、日常身体活動から検討すること。

<方法>
38人のIPF患者で検討。身体活動性は1日の歩数の平均を採用。

<結果>
平均6MWDは443.8m。平均歩数は5148.4歩。6MWDは年齢、安静時の息切れ、肺活量、拡散能大腿四頭筋力、6MWT時の息切れ、身体活動と相関。ステップワイズ重回帰分では、肺活量(β=0.382)、大腿四頭筋力(β=0.272)、身体活動性(β=0.574)が6MWDに影響する要因であった。

<結論>
IPF患者において、身体活動性は、肺活量や大腿四頭筋力よりも6MWDに大きく影響していた。日中の身体活動性を評価することは、全身的、筋力的な機能の改善に加えて、重要である。

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身体活動性が高いから運動耐容能が高い?
運動耐容能が高いから身体活動性が高い?