J Bras Pneumol. 2014;40(5):504-512
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25410838
<目的>
COPD患者のADL活動を評価すること;ADL活動のバリアを明らかにすること;これらのバリアと息切れ、6MWT、ADLスコアとの関係を明らかにすること。
<方法>
COPD患者と健常者を対象に歩数、歩行距離、歩行時間を7日間連続で3軸加速度計で測定。ADL評価表はLCADLを使用。息切れは2種類の評価、運動耐容能は6MWTで評価。
<結果>
40人のCOPD患者と40人の健常者が対象。平均歩行時間はCOPD患者で著明に低下(68.5時間/日 vs 105.2時間/日)、同様に歩行距離も低下(3.9km/日 vs 6.4km/日)。歩数もCOPDで少なかった。
患者が報告したバリアは、インフラの欠如、社会的影響、気力の欠如。6MWDは、加速度計の結果と相関していたが、LCADLの結果とは関連していなかった。
<結論>
COPD患者は、健常者よりも活動性が低下している。身体不活動とADL制限は、即座に介入すべきであり、早期介入を評価が必要である。
身体活動の制限となるもの。 環境と気力が最も多く回答されている。 |
6MWDが長ければ、身体活動性も高かった。 しかし、ADLとは関係なかったと。。。 |
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運動耐容能は身体活動性の必要条件であるが、十分条件とまではいかないのかな。
リハビリは身体活動性の向上だけでなく、生活(ADL)の改善も重要な仕事。