Clinically Meaningful Change Estimates for the Six-Minute Walk Test and Daily Activity in Individuals With Chronic Heart Failure
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23997688
Cardiopulmonary Physical Therapy Journal,Vol 24 No 3 September 2013
目的
このスタディでは慢性心不全(CHF)の外来患者における6MWTと日常活動性のMDDとMCIDの推定値を示すこと。
方法
22人の安定期心不全患者、NYHA classⅡとⅢ、ベースラインに2回6MWTを間に30分の休憩を挟んで実施。
日常活動性の測定のために3軸加速度計を7日間装着。
通常の治療の7週間後、再び加速度計を7日間装着し、クリニックに戻すときに、 心疾患と6MWTに関するthe Global Rating of Change Scale (GRS) を記入。
6MWTのMDDは2つのベースライン6MWTで算出。日常生活のMDDは2つの方法で算出1)ベースラインモニター中の妥当性、2)GRSで変わっていないと答えた患者のベースラインの妥当性
6MWTと日常活動性のMCIDはGRSで改善したと答えた患者の平均と95%信頼区間で算出。
結果
6MWTのMDDは32.4m。日常活動性のMDDは5909VMU/hr(vector magnitude units)
日常活動性のMCIDは1337VMU/hr。6MWTのMDDとMCIDは良好な配置にあり、推定MCIDは約32m.
しかし、算出したMCIDはMDDで表した測定誤差以下であり、提示されたMDIDはこの対象において少なく見積もれているか、日常活動性が疾患全体の変化以上に強いのかもしれない。
・ the minimum detectable difference(MDD):臨床的に意味のある変化を示し、測定誤差を反映する。測定機器による測定誤差を除いた本当に達成された変化を示している。評価の再現性や妥当性を用いる。
・the minimum clinically important difference (MCID):臨床的に意味のある変化を示し、実感した変化を反映する。患者が実際に効果を感じた最小の改善値を示す。
・GRS
"最後に会ってから、あなたの心疾患の状態をどのように感じているか丸印をつけてください"
・自覚症状と日常活動:よくなったと感じていると、活動性が高い
・6MWTの変化と日常生活の変化
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人数が少ないし方法も聞いたことが無い方法なので、信頼できるのか分からないが、重症COPDのMCIDと近い数字ではあるので、目安には使えるかな?どこかで大規模研究されてそうな気もするけど。
活動量の単位って統一できないものなのか。