What Is the Best Pulmonary Physiotherapy Method in ICU?
Can Respir J. 2016;2016:4752467
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27445542
目的
高頻度胸壁オシレーション法はICU入室患者に有効か検証すること。
背景
30人の患者が対象。コントロールグループ(15人)は通常通りの呼吸リハを実施。研究グループ(15人)は通常の呼吸リハに加えて、高頻度胸壁オシレーション法( high frequency chest wall oscillation :HFCWO)を実施。APACHEⅡ、乾燥した痰の重さ、肺崩壊指数(lung collapse index)、血ガスを24時間、48時間、72時間後に測定し、気管内培養菌は最初と72時間後に評価。人工呼吸期間とICU入室期間を評価。
結果
APACHEⅡスコアは、両グループで差がなかった。乾燥した痰の重さは72時間時点で研究グループの方が多かった。肺崩壊指数は研究グループで48時間後と72時間後に減少していた。PaO2は研究グループで72時間後に有意に増加していた。陽性培養菌は72時間後に20%に減少していた。人工呼吸期間とICU入室期間に差はなかった。
結語
HFCWOは、非常に高価な道具であるが、技術と併用することで、通常の呼吸リハ以上に、無気肺や入院を要する肺炎を予防出来るかもしれない。挿管期間とICU入室期間に差はなかった。しかし、更なるコントロール研究がICUでの使用のためには必要である。
・高頻度胸壁オシレーション法とは、気道の痰を柔らかくし、咳のような効果を作り出す。専門家に依存せずに、標準的な機械療法を行うことが重要
・患者は3日以上ICUにて挿管していた患者
・コントロール群は通常のリハ(胸壁パーカッション、体位ドレナージ)、3時間ごとに気道誤嚥を確認
・介入群は、通常の呼吸リハに加えて72時間HFCWOを実施。7-10Hzの振動を胸部に巻いたパッドに与え、3mmHg圧を1日4回、15分間実施
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・HFCWOはスマートベストのことのようだ
→http://www.tokibo.co.jp/products/phc_rse/detail/138.html
あまりこの機械を慢性期にて使用して効果があったという報告が無いからなあ。。。