Slower Decline in C-Reactive Protein afteran Inflammatory InsultIs Associated with Longer Survival in Older Hospitalised Patients
PLoS One. 2016 Jul 28;11(7):e0159412.
http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0159412
背景
高齢患者において疾患の予防と改善のためには、生物学的な抵抗性を高めるために、必要である。急性疾患の炎症反応のマーカーとしてCRPの変化が、高齢患者の抵抗性を高めることに寄与するかもしれないということを、検討した。今回、6カ月の死亡率によって、これらの変化を予測できるかを検討した。
方法
前向き研究で入院、臨床検査、リハビリアウトカムを集めた。急性疾患の最大CRPの反応とCRPの回復項目(時間、CRPが最大の半分になるまでの回復傾向)を検査データから収集。6カ月の生存プロットはCRPの回復の質を見た。Coxハザードモデルは単変量・多変量解析で6カ月の死亡率を予測した。共変量として、年齢、性別、薬剤、血清カルシウム、ヘモグロビンレベル、腎機能、過去の心筋梗塞、脳卒中、慢性腎不全、COPD、糖尿病。
結果
3723人の患者、平均年齢84歳。41%が男性で、20%が6カ月のフォローアップ中に死亡した。最高CRPが低く、CRPが低下するまで時間を要すると6カ月生存率は良好だった。CRPが最大値の半分までに達する時間が生存のCRP値で最も良く、最大CRPレベルが共変数で上がっていた。
結語
CRP回復項目が高齢患者の生存に最も関連していた。今後、CRPの回復が早い患者と遅い患者の身体的な違いについての説明が求められる。
・最高CRP中央値:89mg/L、最大CRPの半分までの時間の中央値:0.5週
・多変量Cox回帰モデルで6カ月の死亡予測:最高CRP、半減するまでの時間
↑最大CRP毎の生存率。
低いほうが長生きするというまぁ妥当と思われる結果。
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ちょっと違う分野の英文って難しい。CRP80以上とかあり得るんだろうか。