Postural Control Is Impaired in People with COPD: An Observational Study
Physiotherapy Canada 2011; 63(4);423–31
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3207981/
目的
COPD患者の姿勢コントロールと転倒リスクについて検討すること。
方法
20人の中等症から重症のCOPD、平均%FEV1.0は46.7%、20人の患者は比較グループとして the Sensory Organization Test (SOT)を実施。SOTで0点は転倒するとした。SOTの結果の基礎において参加者はよく転倒する(2回以上)、転倒した(1回)に分類分け。姿勢コントロールにおいて筋力低下による可能性を探るために、膝伸展筋力を評価。身体活動レベルは高齢者向けの身体活動スケールで評価。
結果
COPD患者の10.8%で低いスコアであり、比較グループよりも多くの転倒歴があった。転倒頻度の割合を比較するとSOTは比較グループよりもCOPDグループにおいて良好であった。COPDグループは膝伸展筋力の低下と身体活動の低い傾向にあった。しかし、これらの要素はCOPDグループの姿勢コントロールの低下について、どちらも説明がつかない。
結語
COPD患者は姿勢コントロールが悪く、SOTで評価することによって転倒リスクの増加を評価できる。姿勢コントロールの歪みは筋力低下や身体活動レベルと独立して存在している。姿勢コントロール介入と転倒リスク戦略が推奨される。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
バランスって言うほど簡単なものでも無いのでとても難しい。呼吸疾患でもバランスは悪化しているということが言いたいのかな。
しかし、大掛かりな装置だ…