2016/07/13

COPD急性増悪のリスクファクター

Risk factors for acute exacerbations of COPD in a primary care population: a retrospective observational cohort study

Müllerová H, et al. BMJ Open 2014;4

http://bmjopen.bmj.com/content/4/12/e006171.full?sid=3e0855f9-89a0-4516-aeb3-ed31e1f031db

 

目的:プライマリーケアでの増悪の頻度に関連したリスク因子を評価すること。COPDの増悪の情報は、主に臨床コホートによって一般化されている情報を使用

デザイン:後方視コホート研究、イングランドとウェールズの医療データベースを使用

参加者:58589人のCOPD患者で40歳以上2009年1月から2012年9月の間にCOPDと診断んされており少なくともCOPDと診断された前後365日のフォローを行っている患者

アウトカム評価:中等度から重度の増悪エピソードのデータはコホートに参加している12ヶ月の薬剤履歴によって判断され、同時に背景や医学的情報も収集した。12ヶ月のフォロー中の増悪頻度(0回と1回0回と2回以上)と患者特性との関連を多変量ロジスティック回帰モデルで評価した。

結果:フォロー中患者の23%は頻回の中等度と重度のCOPD増悪を起こしていた(24%は1回53%は無し)フォロー中の増悪するオッズの上昇を独立して予測するものは頻回もしくは1回のエピソード、前年の増悪、息切れスコアの上昇気流制限の程度の悪化、女性でいくつかの併存症の既往(喘息抑うつ不安心不全がん)

考察:プライマリーケアでの増悪リスクの高いCOPD患者は現在もしくは過去の増悪COPD重症度が高いその他の疾患の存在があることが確認された