A Randomized Controlled Trial of Balance Training During Pulmonary Rehabilitation for Individuals With COPD
CHEST 2013; 144(6):1803–1810
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23975185
背景
COPD患者の重要な2つ目の機能障害であるバランス能力の低下の推奨度は増加している。本研究の目的は、呼吸リハに参加していたCOPD患者にバランスと身体機能の評価実施し、バランストレーニングの効果を示すことである。
方法
患者は無作為に介入群とコントロール群に分けられた。コントロール群は6週間の呼吸リハのみ実施。バランス評価は、Berg Balance Scale(BBS)、 the Balance Evaluation Systems Test (BESTest)、 the ActivitiesSpecifi c Balance Confi dence (ABC) scaleを使用。身体機能は the 36-Item Short Form Health Survey (PF-10)と30秒椅子起立テストを使用し、自己記入の身体機能と下肢筋力を測定した。
結果
39人のCOPD患者が参加(平均%FEV1.0は37.5%)。バランストレーニングのコンプライアンスは82.5%で、事故は報告されていない。コントロール群と比べて、BBS,BESTest,PF-10,30秒椅子立ちの結果は、介入群のほうが優位に改善していた。両群間では、ABC scaleの改善に差はなかった。
考察
今回の結果は、中等症から重症のCOPD患者の呼吸リハにおいて、バランストレーニングを行うことは、バランス能力や筋力、自己記入の身体機能の改善に効果的であることが示された。
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バランストレーニングの内容は、静的バランスと動的バランス(片足立ちや継ぎ足、リーチ)、動作(起立、低い椅子~起立、床からの起立、階段)、歩行(平行棒内、後ろ歩きなど)、筋力(下腿toe raise、大腿スクワット、体幹)
これだけできれば、COPDでも改善するだろう。活動量も上がるし。
そもそも呼吸器疾患とバランス機能の障害は直接の関係があるんだろうか。。学生の頃から思ってるけど、バランスって難しい。