2016/06/17

COPDの新たな予後予測指標 B-AE-D index

Prognostic assessment in COPD without lung function: the B-AE-D indices

Eur Respir J 2016; 47: 1635–1644

http://erj.ersjournals.com/content/47/6/1635.long

 

いくつかの複合的なマーカーは、COPDのリスク評価が目的であるしかし、パラメータースコアは複雑で、適用することが複雑。目的は、肺機能から独立したシンプルなCOPDのリスクインデックスの有効性を検証すること。

 PROMISE study(n=530)のデータを使用。インデックスは、少なくとも2年間のCOPD関連の死亡と、全原因の死亡について評価した妥当性は、安定期と増悪期のCOPD患者で検討している(n=2988)。

 複合的な臨床的、統計的アプローチを使用し、BMI(B)急性増悪の頻度(AE)修正MRC(D)ぺプチン(C)を用いて簡単かつ適切であることを確認したそれぞれのパラメーターは0,1,2点で点数付けしB-AE-DもしくはB-AE-D-Cで計算したB-AE-DもしくはB-AE-D-Cは少なくともBODEADODOSEと同じように、2年間の全原因の死亡を予測している。どちらのインデックスもCOPD特異的である。B-AE-Dの妥当性はCOCOMICSとCOMICで確認されている

 B-AE-D indexに、可能であればコぺプチンを追加し、簡単かつ正確にCOPD関連リスクの評価が可能になる

 

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新たな予後予測の指標の検討。BMI去年の増悪の頻度mMRCコぺプチンを使って簡易版(simplified)と最適化版(optimised)の2種類を作って検討している。

予測の精度は、ほかの指標(BODE indexやADO index)と変わらないという結果最適化版のほうが詳しい分予測精度は高い。

予後予測にはだいたいBMIと息切れのスケールが入っているので、やはり重要な因子なのだろう。

 

ぺプチンって何のことやら…

コペプチン(Copeptin、CT-pro AVP)は、抗利尿ホルモン(ADH)であるバソプレシン(AVP)の前駆体が作られる過程で産生される物質であり、AVPの代替マーカーである。心不全の予後予測に有用という報告もあるようだ。

貼り付け元  <https://www.m3.com/open/overseasAcademy/report/article/10141/>