Heart rate is associated with progression of atrial fibrillation, independent of rhythm
Heart. 2015 Jun;101(11):894-9.
目的:心房細動(AF)は発作的、慢性的により維持した形で進行していくが、心拍数とAFの進行の予測が臨床的に明らかになっていない。
方法:AF治療の登録されたアウトカムを使用して、HATCH(高血圧、年齢、TIA、COPD、心不全)のスコア、CHA2DS2VAScスコアとAFの進行についての危険予測を分析した。
結果:6235人の患者が発作性もしくは慢性的なAFをベースラインで持っており、1479人はフォローアップ中に進行した。これらの患者は進行しなかった患者よりも高齢で、併存症が多かった。ベースラインにおいて、AFが進行した患者は、リズムコントロール戦略に対して多く、心拍数が多かった。AF進行の強い予測因子はベースラインECGでのAFの存在と、高齢、脈拍低値(OR 0.84, 95% CI 0.79 to 0.89, p<0.0001, per 10 decrease ≤80) である。ベースラインECGでのリズムと、脈拍は関係なかった。HATCHスコアとCHA2DS2VAScスコアはAFの進行と中等度の特徴的な検出力を示した。(C-indices 0.55 (95% CI 0.53 to 0.58) and 0.55 (95% CI 0.52 to 0.57)).
考察:1年半以内で、患者の4分の1の患者は発作的もしくは慢性的なAFに進行することが推測された。進行は、脈拍と年齢と強く関係していた。
------------------------
HATCHスコア
(hypertension +(age>75 years)+(TIA/stroke)×2+chronic obstructive pulmonary disease+(congestive heart failure)×2)
7点満点で判断するようで、AFの進行を予測する点数だそうな。AFを引き起こしやすい疾患や背景をまとめているようです。
5点以上の40%近くはAFの進行を認めている。