Influence of weather and atmospheric pollution on physical activity in patients with COPD
Respir Res. 2015 Jun 13;16:71
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26071400
COPD患者において、身体活動の気候や大気汚染に関しての情報は欠落しており身体活動への影響についての影響があるかもしれない。
73人のCOPD患者を対象に呼吸器症状のデイリーカードの記録と、ピークフローの測定、屋外活動時間、1日の歩数を記録した。加速度計のデータは16478日記録し、平均267日間であった。気候のデータとPM10、オゾン(O3)はロンドンの中央情報局のデータベースから収集した。天気のデータはイギリス気候データ局から収集した。
22.5度以下の寒い気候では1℃下がるにしたがって43.4歩減少しており、活動は乾燥した日よりも雨の日、晴れた日よりも曇った日のほうが低かった。歩数は、土曜日よりも日曜日の方が434歩低く、金曜日よりも土曜日のほうが353歩低かった。これらの影響を差し引いた後、オゾンが高いと平日および、週末の活動が減少していた。一方で、平日のPM10は活動減少していたが、週末では影響がなかった。
COPD患者は寒い日、湿度が高い曇りの日と週末は不活動であった。本研究は気候の独立した影響について高いレベルでエビデンスを示している。
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対象はロンドンCOPDコホート。平均%FEV1.0は約56%。
22.5℃で約6000歩。0℃の日や逆に30℃近いでも4000歩は歩いている。温暖化が進んで暑い日が増えるとどうなるんだろうか。